柤岡について

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柤岡の暮らし

柤岡に暮らす人々を紹介

本当に心地よく暮らしています。

2022年柤岡に移住。
13年間のドイツ暮らしから香美町に移住した
ビブラホン、マリンバ奏者
藤田正嘉(まさよし)さん


世界で活躍する音楽家が柤岡に移住
 
海外のレーベルに所属し、世界ツアーに参加するビブラホン、マリンバ奏者の藤田さん。
 
13年間暮らしていたドイツを離れ、日本に戻ることを決めてから、柤岡に移住するまでのストーリーを伺いました。
 
 
柤岡との出会いやきっかけはどんな感じだったんですか?
 
まず日本に戻ると決めた時、奥さんの仕事を探しました。その中で香美町の地域おこし協力隊が目に留まり、そこから香美町ってどんなところなんだろうって調べてみたのが最初です。
 

 
奥さんの仕事も決まり、いざって決まったときに、移住したらどういうところがあってどんな人がいてとか、面白そうな人を探していたんです。
そしたら、すっごい山の中で、おしゃれなことをやってる人がいるなぁって。それが柤岡にある  Jinenan ー山村の石窯ピッツェリアー ジネンアンさんが気になったんです。
山の中で古民家改造して暮らすのが夢だったので、ぜひ会いに行きたいなと思っていました。
香美町での住居はドイツにいたころから探していて、それで引越してきてから、スタジオ探しの下見にふらっとジネンアンさんに寄ってみたら、色々話を聞いてくれて、「スタジオとか探してるんだったらいい物件ありますよって、今行きますか?」ってその日にうちにこのスタジオを案内してくれたんです。
 

 
その時の柤岡の第一印象はどうでしたか?
 
『なんか凄いジブリの世界みたいだな』と思って。
 
小道がいっぱいあって、可愛らしく花が咲いてて、凄い素敵な場所だなと思ったのを覚えています。
 
そして、ここは元保育所なのでピアノがあったり、ほんとにいいですね。すぐに気に入りました。本当になんとも言えない環境で音楽をさせてもらってます。
 

 
今年は映画関係の仕事がいくつかあったり、展示会で使うものや、企業のPRビデオなどに音を投入したりとか、結構アート系の仕事が多くて、
ここで生まれた音を録音しています。
 

 
音楽仲間もこの土地に興味を持って、アイスランドから作曲家の人が来たり、この前のツアーでスウェーデンで知り合った雅楽の笙をやってる青年が遊びにきてくれたりしています。みんな羨ましがって、本当に夢のような環境なので。
 
ここでどんな風に音楽がうまれているんですか?
 
基本的に僕はすごくつくるのに時間がかかるんですけど、スケッチのように、曲の種みたいなのをずっと録り溜めて何十曲もそういうのがあるんですけど、その中の10曲20曲が曲になるみたいな感じです。
やってる最中にパパパってその日のうちにできる時もあるし。
でも基本的には長く時間をかけて農作業的に種を蒔いて芽が出て耕してみたいな、そんな感じで音楽を作っています。
 
そういう制作活動にも、この環境は最高です。
 

 
『ここは他の場所とは違う時間の流れがあります。』
 
社会人とか会社員が働いているのとは違うリズムがあるから、ここで作り出す音は、多少はそういう影響も潜在的にあるんじゃないかなと思います。
目には見えないスパイスというかエッセンスとして、この土地の空気や流れも関わってそうですよね。
 
 
家族の住まいもスタジオのすぐ隣りの古民家になり、柤岡での生活を楽しんでおられる藤田さん一家。
柤岡での暮らしはいかがですか?

 

 
僕よく言ってるんですけど、やっと人生始まった気がしてて。
 
もう移住自体、全部そうなんですけど、流れに身を任せていると、色々重なり、行く先々でいろんな人に助けてもらって、いい人に巡り会えて。
本当に良くしてもらっています。
 
あとは、四季が色濃いと感じています。
 
「柤岡はすごく四季が濃いですよ」と最初にジネンアンさん行った時に言われたのがすごく印象的で。
 
暮らしてみるとそれをすごく感じます。
 
それで四季って4つだけじゃなくて間にも3つくらい季節があるなぁって感じて、花の移り変わりとか、同じ夏でも緑の濃さが変化していったり。そういうのがすっごい日々感じられて、毎日写真撮りたくなるんですよね。
 

毎日大切に目に焼き付けるようにしています。
 
普段子どもたちを連れてバス停まで送ってるんですけど、雲海が出ていて、子どもたちにこんなの見れるの幸せだよって、贅沢なことだよって言ってます。朝の景色も毎日違うんです。
 
光の入り方が。何とも言えないですね。
 
すごい静かで、自分の足音と鳥の声と水の流れる音としか聞こえないとか、もう本当に贅沢ですよね。
 
 
これからの展望としては?
 
やっと全てが揃った気がしていて、音楽的にも生活的にもここから色々やりたいことがあります。
 
夢だった薪ストーブも手に入れて、これからもっと山と遊びたい。
そしてちゃんと柤岡人になりたいというか。
 
もっと山の中に入って、木を切ったり、山で遊んだり、家も整えてキャンプもしたいし、いつか音楽フェスティバルみたいなこともしたいですね。
 
 

 
こういうところに引っ越してきて、自然とかに影響を受けますか?ってよく聞かれるんですけど、まだわからなくて。
ただこういうところで生きて、毎日特別な景色を見ていて、そういうのが脳裏に焼きついていくので、後になって出てきたりっていうことはあるのかなと。そういう影響は出てくるだろうなと思っていて、それを楽しみにしています。
 
 
    



HISTORY

歴史
紀元前500年前後

人の居住始まる(射添地区で最も古い縄文土器を柤岡区茶畑で発掘)

1981年

すこやか広場完成

1984年

町道柤大池周遊線開設、あけぼの山荘、テニスコート完成

1990年

柤大池公園にコテージ、キャンプ場完成

1997年

柤大池公園にログハウス完成、公衆トイレ完成

2019年

柤岡すこやか広場の全面芝生化

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